すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

フランス全土でロックダウン再び

ドエムッシュのお父さんは文句たらたらですが、マクロン大統領は夜の8時から演説をしました。マクロンをロックダウンおじさんとして認識していたので、水曜日の8時(お決まりの時間)に演説があると聞き、あーこりゃロックダウンだな、と思っていましたが、そこまで厳しい規制のあるロックダウンではなく、今回はゆるーいロックダウンになりました。

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毎回この建物とフランスの国歌で始まります。幕開けに良い音楽ですよね。フランス革命中に作られたというラ・マルセイエーズを国歌として採用しているのがいかにもフランスらしいです。
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エピデミックについてデータを出しながら、ロックダウンの必要性について話していました。
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1ヶ月のロックダウンで、様子を見るそうですが、テレワークの推奨、10km以内の移動など、思ったよりも緩い規制です。私達の住んでいる地域はすでにこのロックダウンが導入されているので特に変わったことなどはありません。
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子どもたちの間でも感染が広がっているとのことから、3週間教育機関は閉校で中高はオンラインなどで教育をするとかしないとか。きっと学校によるんでしょうけど、イースター休みにコロナが広がらないように、このタイミングでロックダウンになったのかもしれませんね。
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そしてワクチンの推奨。個人的にもう少し副作用などについてデータを見て納得してから接種したいので、まだ様子見側の人間ですが、マクロン大統領はワクチンをみんなに打って欲しいらしい。インフォームドコンセントという概念をしっかりと頭の中に入れて、コロナに罹患するリスクと副作用のリスクなどを見極めながらワクチンの接種に慎重に向き合いたいと思います。

すでにロックダウンを経験している側としては、外出許可証の作成はしなくて良いし、10km以内なら自由に歩けるし、お買い物は週末にまとめてしているので、前のように不便じゃないよ、と言いたいですね。私は運動を兼ねて山菜やキノコを求めて山歩きする予定だし、小さな幸せを噛み締めながら生きていきたいと思います。正直、ロックダウンになってしまうと、貧乏人も金持ちも住む家が違うだけで、自分の持ち物を見られる、見せびらかす機会が減るので、特に私のような中の下階級の見栄っ張り人間にとっては、お金を使う機会が減ってちょっと貯金もできるので精神衛生がいい感じです。

帯の上を歩くのは文化の冒涜か

私がお母さまの鑑と崇めている工藤静香さんの娘さん、kōki, ちゃんがモデルを務めているヴァレンティノの広告が大炎上しており、野次馬魂で色々と見てみました。キャンペーンの動画が消される前にチラッと見ていたのですが、お恥ずかしいことに『草迷宮(くさめいきゅう)』を知らなかった私は早速勉強をしました。

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泉鏡花先生の作品は今までいくらか拝読しています。どことなく霞がかった幽玄な印象を受けていましたが、草迷宮も例外ではありませんでした。そして、ヴァレンティノのキャンペーンを製作したディレクターが参考にしたという寺山修司監督のものもYouTubeにあったので、活字と映像も見比べてみました。

Grass Labyrinth by Shuji Terayama with English Subtitles - YouTube

ちなみに彼の作品は青空文庫で読むことができます。アプリをダウンロードするとスマホで本を読んでいる気分になります。

泉鏡花 草迷宮

まず、個人的な感想です。活字と映像の2つを比べると、『草迷宮』の映像の方が全体的に退廃的でした。活字だともっと田舎の明るい時間に物語が展開されていくような印象でしたが、映像はもんのすごく退廃的で暗くて、活字では実在するかのように描かれていない人物が、映像では隣人かのような描写がなされていて、今回のヴァレンティノのキャンペーン広告は完全に寺山修司の映像を切り取ったんだなということが分かりました。ということで、今回は『帯の上を歩くのは文化の冒涜か』というテーマですので、私の感想はここら辺でやめておきます。活字と映像のギャップレベルとしたら、体感としては『ハリーポッターと炎のゴブレット』あたりから最終話までの本と映画くらい違いますね。

寺山修司監督の『草迷宮』に関しては、たしかにキャンペーンのような描写がありました。でも、これはあくまで帯は女性のテリトリーの象徴として演出されていた訳です。着物を着た女の人が服を脱いで主人公を求める、そこから逃れる少年。その状況に混乱した少年は帯の上を全裸で全力で駆け抜けます。この描写は中々迫力があり、帯の上を駆けているというのも文化的背景やストーリーと合致していて嫌な気持ちはしませんでした。

ではなぜ帯の上を歩いただけで炎上したのか、それはおそらく監督が泉鏡花の『草迷宮』ではなく、寺山修司の『草迷宮』の気に入った部分や印象に残った部分だけを切り取り、そこなら無理矢理西洋文化(土足で屋内にいる、洋服姿)をねじ込んだからじゃないかな、と思います。映画はストーリー性があるし、着物を着ている時代のお話なので、帯の存在意義や象徴しているものなども分かりやすいのですが、キャンペーンの映像の場合、突然帯の上をモデルさんがヒールで歩いているのを見たら、日本人なら拒否反応が出てしまうのも頷けます。

受け取る側の人間はほとんど素人、しかも『草迷宮』を知っている日本人はどれほどいるのでしょうか。その上、ハイブランドと言われるアパレルブランドが日本をはじめとする海外の衣料を敷物、乱暴な言い方をすると「踏みつけるもの」として突然目の前に現れたら…私ならショックですね。日本人モデルを相手にそれをやるなんて、大袈裟に言うと踏み絵みたいなものだと思います。

今回の問題は、寺山修司が監督した『草迷宮』のオマージュと言いながら、演出だけを切り取って、ストーリーを排除したことではないでしょうか。あれだと単に帯を歩いている女の子、手毬をついている女の子、という印象が強いです。それに、寺山修司の『草迷宮』に出てくる女性は長年運命の相手を待っていて、中々相手に巡り会えない運命から彼女の人生に影を落とす歳上のお姉様なので、やはりストーリーとはかけ離れていたのではないかと思います。帯にも手毬にもそれぞれ物語の象徴としての役割があり、単なる飾りではないんですよね。

やはりグローバルな世の中、相手の文化の表面だけを見るのではなく、その国の有する文化の背景を理解して、各文化を有する国々の人に受け入れてもらえる努力が大事なんだなぁと、海外で暮らす私自身、身が引き締まる思いです。監督さんが「クールジャパン!」と思ってくれていることには日本人として光栄に思うのですが、今回は外国人的な視点での演出に焦点が当たりすぎており、日本の着物文化や泉鏡花の『草迷宮』へのリスペクトに欠けたものだったかもしれませんね。

ヴァレンティノが公式Twitterで冒涜するつもりはなかったと言っており、それはおそらくそうなんだと思います。しかし、クールジャパンの一言で、日本人が不快になって炎上するほどの演出をしたことに関しては事実です。オマージュというだけでアパレルブランドが帯を地べたに敷いたり、和風の家の敷居の上にモデルを土足で立たせりと、日本の文化をガン無視ていることを受け入れられない人が多いのだと思います。難しい問題ですけどね、でもその国の文化を正しく理解しようとする努力はいつの時代も必要なんですね。

思い出は美しいままに

思い出は美化される、など良く言われますが、美化しても最低な思い出はどうなるのでしょうか。私の両親の記憶は常に都合の良い上書きに上書きを重ねて遂には記憶が改竄されるとこほまでが一連の流れ、つまり、記憶がコロコロ変わるのが初期設定です。都合の良い大人たち。絶対一緒に暮らさない。

しかし、記憶はいつから始まるのでしょうか。それはどうやら命の危機に晒された時に始まるそうなのです。ちなみに私の記憶は2歳ころ、長靴の底を舐めてキャンビロバクターになり、玄関前の廊下に設置されたおまるにまたがってしばらく私の身体を案じる大人たちに囲まれている構図ははっきり覚えています。

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さて、そんな私の記憶でもう一つ鮮明な記憶があります。それは、母に用水路の上に逆さまに吊るされた思い出です。おばあちゃまはそれはそれは料理がとても美味しいのですが、ステーキだけは歯が取れそうなほど固く焼く傾向があります。そして、おばあちゃまが作る料理は大人も子どもも同じ、しかも量もそんなに変わらない。その上安い肉を使うので、筋が固くて噛みきれません。その日の夜もステーキでしたが、私は一切手をつけずに、ステーキを残してやり過ごそうとしていたら、母が突然キレて、私の足首を掴み、家の近くの用水路まで連れて行って、「食べる?それともここに落とされる?」という生命を脅かす選択を迫ってきました。さすがの幼稚園くらいの知能の私ですら「食べると言わないと死ぬ」と言うことが分かり、「食べる、食べる!やめてやめて!」と喚き、逆さまのまま家まで連れて帰られたことがありました。その他にも「あんたのことなんて産まなきゃ良かった」や「ドラミちゃんはあんたみたいな失敗作にしない」などもはや親が言うセリフか?!というような暴言を言われて育ちました。よくもまあ、今リベンジポルノのような家族を晒すブログで済んでいるなぁと思います。

さて、そんな暴言マシーンの母ですが、同時に美談製造マシーンでもあります。この前おばあちゃんの誕生日に小さい頃の写真を見て、小さい頃の思い出について話していた時に、用水路の上に吊るされた話をしました。すると母は「今そうやって好き嫌いのない子に育って、ママの誇りだ」と言うではありませんか!子育てメイトさんが頻繁に実家に来ており、絶対地域から目をつけられていたであろう家庭なのに、過去のことになると全て美談に仕立て上げる母です。

母はきっと心のアルバムを捲るとキラキラと宝石のような思い出達が出迎えてくれるのでしょう。私にとってはパンドラの箱ですけどね。結構な話です。

旅行にかかるお金は…

私がまだ実家にいた頃は5人で1年に1回以上、大体夏と年末に旅行をしていました。温泉と歴史巡りが好きなので、道後温泉や別府などに足を伸ばしていました。両親は休みを取るのなのがせっかくの旅行にはお金をかけよう、というスタンスで、宿泊するホテルは初日はビジネスホテル、その次の日からは温泉付きの良いホテルと言う感じの日程です。それだけなら良いのですが、家族全員揃うと生々しい話が付き物で……。。

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母はいつも「私が生活費全面負担してる」と言っており、非常に恩着せがましいです。それを食卓や至る所で話してくるので、感謝はしているのですが、ウザさがそれを上回ります。そこまではいいのですが(良くない)、毎回旅行先で家族がいい雰囲気の時が少し過ぎると「ママはね、この旅費半分負担してますから。40万出してますから。大体みんなでこのくらいの旅行すると80万くらいしますから。」と宣言してきます。本当にありがたいんですよ。自分でお金出さなくても、お土産代さえ準備すれば旅行できるんですから。でも、物心ついた時から毎回これをやられると、「じゃあ旅行なんてしなきゃいいじゃん、お金払いたくないなら」と中学生くらいの頃から思ってしまうものです。まぁそれでも毎年母の年賀状のネタになるため「家族旅行」は欠かせないのですが。SNSを使いこなしていない母と母の友人たちの間では未だに年賀状がマウンティングの場となっています。しかし最近では武漢肺炎で旅行ができない上に孫マウントを取られてばかりの母は孫の誕生が待ち遠しいようですけどね。

そんな環境で、母にべったりされてきたドラミちゃんですから、ドラミちゃんは人一倍母の取り扱いに慣れています。そこで、母にはやれ「うん、ママのおかげでみんなこうやって幸せに旅行できるし、本当に感謝してるよ」だの「ママはいっつも家族のために一生懸命働いてくれて本当にすごいんだよ」だの、そこまで褒めるか?!と言うほど褒め称えた上に過剰な感謝を示しています。ドラミちゃんのこの行動のおかげで我々残りの家族が救われているといっても過言ではありません。

ドラえもんの映画ではジャイアンはいい奴ですが、我が家ではどんなに非日常の場面でも母は母として我が道を行くようです。

第142〜148回 コロナ飯・再

最近急激に武漢肺炎(COVID-19)の患者が増えつつあるフランスですが、700万人(国民の10%強)がワクチン接種を完了したようです。ワクチンの本領はこれから発揮されるのでしょうか。私はまだ接種する予定はございませんが。。ドイツの友人ももう少し様子を見ると話しており、ワクチンをはやく接種したい人ばかりでもなさそうです。

さて、今週のコロナ飯です。

外出制限(ロックダウン)142日目のブランチです。

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なめこのお味噌汁(アマノフーズ

白米

煮物

切り干し大根

たらこの佃煮

前日の残りと、お味噌汁はドラミちゃんセレクトのアマノフーズです。毎回感動するのは、アマノフーズなめこは、なめこのヌメヌメが完璧に残っていることです。とても幸せ。おすすめです。

晩ごはんです。

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インド風スープ(インスタント)

たらこスパゲッティ

サンジャック(ホタテ)のソテー

ビーリー

久しぶりのタラスパです。結局こういう炭水化物が正義なんですよね。あとはホタテのソテーです。ぶりぶりのホタテがスーパーのお魚コーナーにあったので、300gちょっと買ってきました。約1200円…高いですが美味しそうだったので、ほかにお金を使うアテもないし…と衝動買い。軽く洗って白ワインで蒸して胡椒をガリガリして終わり。塩はなくても美味しいです。

外出制限143日目のブランチ

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クレープ

アボカド

スモークサーモン

チーズ

フランスに住んでいるので自然とチーズの摂取量が増えますが、全然名前が覚えられない…そろそろ本気でチーズを勉強したいところです。この時は少し元気があったのでクレープを焼きました。その後またベッドで生ける屍となっておりました。

晩ごはんです。
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タルティフレット

ドエムッシュがじゃがいもと玉ねぎとハムとルブロションというチーズでタルティフレットを作ってくれました。正直生理中にこんな油とチーズたっぷりの重いディナーは気乗りしませんでしたが、せっかく作ってくれたので、食べました。とても美味しかったので、次は生理のない元気な日に食べたいです。

外出制限144日目のブランチです。
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マッシュルームのスープ(インスタント)

タルティフレット

ビーリー

起きたばかりの時は元気なのに徐々に元気がなくなる今週、お昼は前日の残りを食べました。タルティフレット、なかなか美味しいです。

晩ごはんです。
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野菜のスープ

パン

ステーキ〜モリーユ茸を添えて〜

ビーリー

パンは発酵させすぎたのか、二次発酵が足りなかったのか、綺麗に膨らんでくれませんでした。野菜スープは悪くなった野菜たちの供養として、リーキ、にんじん、えのき、ズッキーニを角切りにしてコンソメで煮ました。そろそろフランスはモリーユ茸のシーズン、私も採りに行きたいです。

外出制限145日目のブランチです。
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モリーユ茸のパスタ

スモークサーモン

ビーリー

アボカド

前日のモリーユ茸のステーキソースにパスタを絡めました。生クリームと塩で味付けしてあったので、雰囲気はクリームパスタです。ただソースが足りなかったかな。スモークサーモンはちょっといいやつ、アボカドは緑の大きいものです。

晩ごはんです。
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味噌汁

白米

納豆

具合が悪く、ドエムッシュに準備してもらいました。冷凍納豆を解凍するためにケースごとレンジでチンしたので、ケースが変形しています。

外出制限146日目のブランチです。
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モリーユ茸のパスタ

鶏肉のレモンソテー

ビーリー

モリーユ茸のパスタは前日の残り、鶏肉のレモンソテーは、日本から送ってもらったシーズニングを使いました。簡単で美味しい料理で非常に助かりました!

晩ごはんです。
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グリーンカレー

何故か偏頭痛がやってきて、やっとの力を振り絞った1品です。こういう爽やかな感じのご飯、南国のご飯は頭が痛くてもなんとか食べられるので重宝しています。

外出制限147日目のブランチです。

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グリーンカレー

ドエムッシュグリーンカレージャスミン米、わたしはそうめんと一緒にいただきました。ジャスミン米が足りなかったと言うのが一番の大きな理由ですが、麺類が好きなので、新しい食感を楽しむことができました。

晩ごはんです。

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タコライス

目玉焼き失敗しましたが、タコライスを久しぶりに作りました。ここ最近は頑張れないので一品だけ使っています。そのため、野菜、タンパク質、脂質、糖質をなるだけバランスよくとれるように、サニーレタスを多めに敷いています。ドエムッシュ曰くアボカドが美味しかったそうです。…切っただけ…

外出制限148日目のブランチです。
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ラーメン(インスタント)

もうお仕事が立て込んでおり、お昼は簡単にインスタントで済ませました。タンパク質をとろうと、卵ともも肉が入っています。インスタントなので失敗なく、美味しくできました。

晩ごはんです。
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ネギ、えのき、卵のスープ

ポテトピューレ(インスタント)

鴨のバルサミコマスタードのソテー

ホワイトアスパラガス、にんじん、パースニップのグリル

サニーレタス

花金は今週的には少し豪華に。お昼のスープが少し余っていたので、水とネギとエノキを足して、たまごを回し入れました。鴨はバルサミコ酢、しょうゆ、はちみつ、マスタード、赤ワインを混ぜて少し加熱しました。酸味のあるソースは鴨肉と相性がいいですね!

 

あっという間に3月最後の週末ですね。今こちらはロックダウンでろくに外出もできず、無駄にお菓子など買って、そんなにいつもと出費が変わらず焦り気味です。今週はそんなにお肉がない…!などのハプニングもなく、食べたいもの?にありつけたような気がします。また来週も頑張ります。

人生初ショートケーキづくり

コロナに関しては今のところ運良く感染せずピンピンしていますが、生理の前後の体調の崩し方としては、今回数年ぶりに最悪でした。週末直前から仕事以外ベッドがソファに寝っぱなしで、腹痛、腰痛、頭痛のどれかがひっきりなしに来ています。妹のドラミちゃんは生理中、冬眠中のクマのように私が動かないのを知っていますが、私が動けないのを知りながら、ドエムッシュは今日もイチゴをモリモリ食べていました。イチゴはカビるので、早く食べるのが吉なのですが、実は昨日ちょっと元気なフェーズでショートケーキを作ろう!と意気込んでスポンジケーキを焼いていました。しかし、その後また頭痛でダウン。ショートケーキの生地は一晩中クリームとイチゴを待ってくれていたのでした。

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一晩越しのショートケーキがこちら。オーガニックの全粒粉にオーガニックのきび砂糖でスポンジを作ったので少し重めでした。今回は2人用なので、スポンジケーキを薄く焼いて、半分に切って半円型のケーキにしました。こうやって切っちゃえばなんの遜色もありません。

 

スポンジケーキ(改善の余地ありver.)20cm?

全粒粉 120g

きび砂糖 100g

ベーキングパウダー 4g

牛乳 大さじ2

バター 40g

卵 4個

バニラの香りをつけるもの(お砂糖) 4g

を混ぜて160〜180度のオーブンで15分

 

今回はメレンゲではなくベーキングパウダーを使ったのと、全粒粉ときび砂糖という少し身体にやさしい製品を使ったことで、スポンジケーキというよりもパウンドケーキに近い仕上がりになりました。小麦粉と白砂糖が結局一番いいのでしょうね。カロリーの高いもの、精製されたものが結局美味しいのだと痛感。それでも、生クリームと苺のおかげで味はショートケーキになりました。

 

今日は朝イチでミーティングを終えて、ぼちぼち寝つつ、仕事をしつつ過ごしていましたが、午後から頭がズキズキし始めて、午後はずっとソファに寝ていたのですが午後6時を過ぎて「ゴハンマダ?」と聞いてきたドエムッシュ。キレる元気もなかったので、ドラミちゃんが送ってくれたご飯にかける系のレトルトを出して、米と味噌汁は自分で作ってとお願いしました。わたしには冷凍の納豆が出てきたのですが、カチンコチンの納豆を見てこちらまで凍ってしまいました。するとドエムッシュは何を考えたのか、発泡スチロールごとレンジに突っ込んで、レンジから変形したケースと無事に見える納豆をドヤ顔で出してきました。3パック500円くらいなので、怖かったですけど、食べてみると案外大丈夫でした。

夕食後、最後の力を振り絞って、生クリームを作り、ヘタを取って乗せておくだけにした苺を乗せて出来上がり。見た目は初めてにしては及第点ではないでしょうか。フランスにはショートケーキがないので、ドエムッシュは大喜びで頬張っていました。次は元気な時に、メレンゲを使ったふわふわのスポンジケーキと苺が何か別のフルーツでショートケーキを作ろうかなと思います。

人生初いちご大福づくり

数年前に海外留学した時はまだ料理のスキルがイマイチで、肉に塩をふってグリルするだけのものやデザートには抹茶クッキーなど比較的手間がかからない料理しか作っていませんでした。でも最近はいつまでフランスにいるのか、終わりが見えない海外生活なので日本のものも食べたくなり、どんどん日本の料理のレパートリーが増えてきました。

週末は色々なことがあり、体調も悪くただひたすら休んでいたので、月曜日の今日は週末にできなかったことをやろう!と意気込んでいたら、悪くなりかけた苺が目に入ったので、とりあえずいちご大福を作ることに。。

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お団子を切って上にイチゴを乗せただけのものと、イチゴをあんこに包んで、お餅で包んだものの2種類です。フランスやヨーロッパでは、苺は日本以上の季節物で、出回る期間が短期間です。今年イチゴはもう5パック目ですが、今年のイチゴは去年のイチゴよりも味が濃くて甘味が強い。ただ切ってみると日本のものよりも全体的に中がカサカサです。でも味が薄かったり、酸っぱいなどのハズレが少なくて嬉しいです。手のひらサイズのおばけイチゴはそのまま食べて、形の整っているものは製菓用に。でもドエムッシュは私の苦労を知らずいつも形の綺麗なイチゴばかり選んで食べるので、今回保険をかけてもう1パック買っておいて良かったです。ちなみに、このいちご大福もなんの疑問ももたずに当たり前のようにパクパク食べていました。良かったね。ドエムッシュ